CRD
CRDとは?CBDとの違いや効果を徹底解説
CRD
「CRD」は【Crystal Resistant Distillate(耐結晶化蒸留物)】の略称であり、
CBDやCBNといった成分ではなく、あくまで結晶化しない原料のことです。
結晶化しない、ディストレート製法で作られたCBDやCBNなどのカンナビノイド原料のことであり、カンナビノイドそのものの名称の一種ではありません。特にカンナビノイド濃度が高い製品ほど結晶化しやすくなります。
ディストレートとは「蒸留」つまり、液体の物質を沸騰させて、いったん気体にしてから液体にもう一度戻して取り出す製法のことです。蒸留することで、残留物質や重金属などの不純物を取り除き、ピュアな製品を作ることができます。また、ディストレートは通常、複数のカンナビノイドを含むブロードスペクトラム製法で作られています。
これらのことから、CRDとは「結晶化せず、不純物を限りなく取り除く蒸留工程を経た、ブロードスペクトラム製法のカンナビノイド原料」であるということになります。
「結晶化」とはベイプカートリッジの中身が固まってしまう現象のこと
CRDの種類
1.カンナビノイドをブレンドし作られるCRD
日本国内で流通しているものは一番これが多いかもしれません。CBCやCBTなどは常温でも液体で、結晶化しません。CBDをベースに、CBCやCBTなどの常温で液状のカンナビノイドを混ぜることで液状を保ちます。このようなCRDは入っている成分が明確で、比較的安心して使用できます。
2.CBD等の抽出過程で作られるCRD
①に並んで流通してるCRDが、このタイプのCRDだと思います。少し専門的になりますが、CBDを抽出する過程で作られます。
CBDは最初からCBD単体として存在するわけではなく、他の多種多様なカンナビノイドが含まれるクルードオイルに含まれた形で存在します。そこから様々な工程を通じて、THCやCBDを単離していきます。この工程のあとには単離されたCBD(要はCBDアイソレート)と、「その他」が残ります。この「その他」のオイルには単離しきれなかったCBDはもちろん、CBN、CBG、CBCといったマイナーカンナビノイドが豊富に含まれています。この「その他」がCRDとして流通します。
このタイプで流通しているCRDの成分分析表を確認すると、CBDが40%〜50%、その他カンナビノイドが10-20%含まれていました。
では、残りの成分は何かというと、
(1)テルペン類、(2)検査機関では検知できないマイナーカンナビノイド、(3)その他麻成分となります。
もちろんCRDを生産している業者によってはあとからカンナビノイドやテルペン類をブレンドしているパターンもあるかもしれません。完全に麻から抽出されたものなのかどうかは、お客様のニーズに合わせて購入前に確認することをおすすめします。
CRDの特徴
CRDは他のブロードスペクトラムCBD原料よりもレアカンナビノイド含有率が高い
高いレアカンナビノイド含有量
CRDはCBD含有率は 64+% と、各レアカンナビノイド含有率はCBC 16+%、CBG 7+%、CBN 2+%、CBDV 0.3+%となり、より強い効果を期待できます。また、CBDのみでは見られない鎮静作用や美容効果が期待できます。
高濃度でも結晶化しない
CRDの最大の特徴は、結晶化の防止力が高い点となります。結晶化を防ぎ、高い濃度でも液体のまま利用できるように開発されました。
カンナビノイドの配合により結晶化を抑制できるだけでなく、更にCBD単体よりも強い体感(アントラージュ効果)を期待できます。濃度が濃くても結晶化しにくく、アントラージュ効果も合わさることで、従来よりも効果実感の強い製品の製造を実現します。
アントラージュ効果
アントラージュ効果とは「同時に複数の成分を摂取することで個々の効果が増幅され、より高い効果/相乗効果が見込める」という理論です。 麻にはCBDやTHCなどのカンナビノイド成分やその他の植物成分が含まれているので、CBD単体で摂取するよりも、同じ麻に含まれる複数の成分を同時に摂取した方が良いということです。
体感をナチュラルに近くする
CRDは結晶化を防いでくれるため、ナチュラルな風味を感じることができ、より質の高い効果の増大を促進します。
なおCRDは無添加なので、化学的に配合されたケミカルっぽさはなく、ナチュラルな体感を実現することが可能です。
まとめ
CRDはCBDやCBNといった成分ではなく、あくまで結晶化しない原料のこと
高い濃度でも液体のまま利用でき濃度が濃くても結晶化しにくく、アントラージュ効果も合わさることで、従来よりも効果実感の強い製品の製造を実現します。
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